FOOD / SOURCING
日本からの食品製造・調達
完成品を買いたいのか、自社商品に使う原料を探したいのか、レシピを製造してもらいたいのか。受け取りたいものと、日本企業へ頼みたい仕事から、相談を始められます。
最初から仕様がすべて決まっている必要はありません。商品の例、用途、おおよその数量、販売する国が、話の出発点になります。レシピ、包材、保存条件など、まだ決めていないところも一緒に伝えてください。
いまの商品に合う入口を選ぶ
完成品が決まっているなら、その仕様と買いたい数量から始めます。原料なら、自社の商品で果たしてほしい役割を伝えます。OEMやプライベートブランドの製造なら、レシピや構想と、開発がどこまで進んでいるかが依頼の前提になります。
たとえばキュリアスセントラルキッチンは、自社の対象商品について開発・製造・包装にまたがる支援を案内しています[1]。別のメーカーでは担当する範囲が異なります。「OEM」という呼び方だけでなく、作りたい商品と頼みたい仕事で確かめます。
- 1購入したい完成食品
- 2自社商品に使う原料
- 3製造したいレシピ・構想
依頼の出発点を示す例です。製造工程を指示する図ではなく、すべての企業が三つの範囲に対応する意味でもありません。
| 入口 | まず伝えること | 依頼範囲の確認 |
|---|---|---|
| 完成食品 | まず伝えること商品の例、包装量、数量、販売市場 | 依頼範囲の確認既存商品の供給か、仕様を変えた製造か。 |
| 食品原料 | まず伝えること用途、形状、必要な性質、数量 | 依頼範囲の確認既製の原料か、加工や配合も頼むか。 |
| OEM・PB製造 | まず伝えることレシピ・構想、包装案、数量、未確定事項 | 依頼範囲の確認開発・原料調達・製造・充填・包材を誰が担うか。 |
どのような商品をお考えですか
製品群で話を絞り、その中で製造条件を変える情報を加えます。冷蔵の業務用ソースと、常温で販売したい小袋のソースでは、「ソース」という名前だけでは依頼の違いが伝わりません。
| 製品群 | 例 | 次の問い |
|---|---|---|
| 穀粉・麺・穀物加工品 | 例粉、麺、加工穀物 | 次の問いどの形で受け取り、どう調理・使用しますか。 |
| パン・菓子 | 例パン、焼菓子、スナック | 次の問い包材と品質変化を、どの条件で確かめますか。 |
| 調味料・ソース | 例調味料、だし、ソース | 次の問い配合、充填、保存の条件は何ですか。 |
| 惣菜・冷凍食品 | 例食事、惣菜、レトルト食品 | 次の問いどう保管・流通し、どのように使いますか。 |
| 肉・乳・油脂加工品 | 例加工食品や原料 | 次の問い組成と取り扱いのどの条件が重要ですか。 |
| 水産加工品 | 例加工水産品や原料 | 次の問い製品の形、保存、必要な品質記録は何ですか。 |
保存と販売の条件を、早めに伝える
常温・冷蔵・冷凍のどの流通を想定し、購入者へどう届けるかを伝えます。必要な賞味期間は、評価してもらう要求として示します。すでに裏付けのある期間とは分けておきます。
アレルゲン、使える原料、必要な品質記録に条件があれば、レシピと包装を決める前に共有します。販売する国も伝え、メーカーや輸入側が商品ごとの確認を進められるようにします。
食品と包材の仕様は、合わせて考えます。少量で買える包材でも、商品、工程、合意する評価に合うかを確かめてから選びます。
いま決めたいことから、詳しい記事へ
初回のOEM製造なら、食品の数量と包材の発注を分けて比較します。包材を変える段階なら、採用前に試験と受入の条件を確かめます。
- 食品OEMの数量・包材と初回の発注範囲 →
最初の納品、残る包材、再注文の前提を分けて読みます。
- パン包装の保存試験 →
品質の変化と試験条件を決める具体的な例です。
- 包装フィルム変更時のライン試験 →
フィルムだけでなく、包装と設備の組合せを確かめます。
- 日本のメーカーへの見積依頼 →
分かる条件と未確定の部分を、依頼文へまとめます。
製造設備をお探しの場合
ソースを充填する機械の依頼は、食品そのものとは別の設備調達です。内容物、包材、必要な処理量、設置場所の条件を伝えると、候補の確認が進みます。
- ソース小袋包装機の選定(英語) →
食品の仕様から、充填・包装設備の検討へ進みます。
- 包装機のFAT・SAT(英語) →
出荷前と設置後の受入試験を分けて考えます。
出典
- Curious Central Kitchen — Food OEM services
同社のレトルト・冷凍等の対象と開発・製造の範囲を確認。HAMの供給網や全商品への対応を示す資料ではありません。