MANUFACTURING / JAPAN SOURCING
縫製OEMの仕様は、写真とサイズ名だけで足りるか
似た見た目のTシャツでも、着たときの形、縫い方、洗濯後の状態は変わります。図、素材、測定位置、試作品の判断を、一つの仕様につないで渡します。
型紙を誰が作るか、先に分ける
日本の縫製会社へ写真を送り、S・M・LのTシャツを依頼するとします。写真は作りたい方向を伝えますが、基準サイズの寸法、他サイズの展開、型紙を作る担当までは決まりません。生地の購入と完成衣服の発注も、頼む仕事が異なります。
TAGSは型紙作成、サンプル縫製、グレーディング、仕様書作成を案内しています。[1] これらを別々の仕事として、今回どこまで依頼するかを尋ねます。実際の生産場所と原産地も注文ごとに確認します。会社の所在地だけでは、日本製とは判断できません。
図の測定位置と、寸法表の項目を合わせる
基準サイズを決め、測定位置を定義します。平置きしたTシャツの身幅と、胸回り一周の寸法は別です。丈も、どこを起点にするかが必要です。指定の仕上げや洗濯の前後どちらで、どの準備条件で測るかを決めます。
DRIOVは図と測定位置を、基準サイズの数値、サイズ展開、製品ごとの許容差へ結び付けて説明しています。[2] 単位と許容差を各寸法と一緒に記録します。別の型の許容差を流用したり、サイズ名を人体寸法と決めつけたりしないようにします。
- 1平置きの衣服:Aは身幅、Bは指定した肩と襟の接点からの丈
- 2仕様書:測定位置、単位、状態、目標値、許容差
- 3サイズ展開:各サイズの寸法と必要な試作品を確認
数値を置かない模式図です。実際の型に合わせて測定位置を合意します。サイズ展開は、図全体を一律に拡大することではありません。
見本の、どの特徴をそろえるかを伝える
生地の組成、組織、目付、仕上げ、色、風合いの基準を指定し、副資材、縫い目、ステッチ、表示、柄の位置など必要な情報を添えます。参考写真では、どの特徴を合わせたいかを明示します。生地や副資材が提案段階なら、承認済みと区別して残します。
型紙の版、仕様書の版、試作品番号を合わせて管理します。代替の生地で作った見本は、縫い方の確認に使えても、予定の生地での着用感や洗濯後の状態は未確認かもしれません。その見本で何を判断できるかを、承認前に尋ねます。
基準サイズが合っても、他のサイズは別に確認する
買い手がサイズ展開済みの型紙と寸法表を渡すか、依頼先に展開を頼むかを決めます。現物が必要なサイズ、確認する寸法や着用感の箇所も相談します。この記事では、すべての製品に共通するサイズ見本の決まりは置きません。
修正指示を複数の連絡に散らさず、小さな判断表にまとめます。以下は編集上の項目例で、目標値と許容差は別途合意する欄です。
| 記録すること | 添える情報・条件 | 残る判断 |
|---|---|---|
| 基準サイズの着用感 | 添える情報・条件測定位置の図、単位、状態、実測値 | 残る判断目標値、許容差、着用時の指摘 |
| 素材と縫製 | 添える情報・条件生地・副資材、縫い方、柄、型紙の版 | 残る判断承認済み、提案中、代替の区別 |
| サイズ展開 | 添える情報・条件サイズ別の寸法表・型紙、必要な見本 | 残る判断各サイズの寸法と着用感 |
| 量産の基準 | 添える情報・条件見本番号、仕様書の版、変更履歴 | 残る判断未解決事項、判断担当、承認範囲 |
修正を仕様へ戻してから、量産の基準にする
見本の回ごとに、測定位置の番号や必要な写真を付け、一つの記録へ指摘をまとめます。承認、修正、未定を分け、仕様書と型紙の参照先を更新します。以前の見本も識別できるようにして、修正が次の注文へ黙って混ざらないようにします。
最初は、外観図や参考の衣服、用途と仕向地、基準サイズ、サイズ展開、サイズ・色別数量、開発を頼みたい仕事を伝えます。仕様書が途中でも、不明な点と担当を分ければ相談を始められます。
仕入先への質問例
確認文面を開く
品番・用途・仕向地: 外観図・参考写真と、合わせたい特徴: 基準サイズ・サイズ展開・サイズ/色別数量: 測定位置の図・単位・測定する衣服の状態: 生地・副資材・縫製・柄・表示の参照先: 型紙/仕様書の版、既存の試作品番号: 買い手が渡すものと、依頼する型紙作成・サイズ展開・調達・縫製を分けてご提案ください。 必要な見本のサイズ、確認内容、未合意の目標値・許容差、修正を仕様へ戻す方法を教えてください。 未定事項・判断担当・希望時期:
出典
- TAGS — Sample sewing and pattern services
サンプル縫製、型紙作成、グレーディング、仕様書作成の区分を参照。同社の納期や能力を今回の受託条件や一般基準としていません。
- DRIOV — Clothing Tech Pack
測定位置、素材、縫製、試作品への指摘に関するメーカーの説明。問い合わせ項目に用い、規格や日本製の根拠にはしません。