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木材の見積は、同じ外形図だけで比べられるか
同じ四角い部材でも、無垢材、合板、集成した部材では中の構成が異なります。単価を比べる前に、材料と、加工・仕上げを終えた納品状態をそろえます。
外形図に、材料の断面と構成を足す
同じ外寸と穴位置で、内装用の木製パネルを3社へ見積依頼するとします。一方は無垢板、別の会社は化粧した合板、もう一社はひき板を接着した部材の提案でした。外形が同じでも、見える木口、接合位置、含まれる仕上げは違うかもしれません。
森林総合研究所は、無垢材と、木材の要素を接着して再構成した木質材料を分けて説明しています。[1] 図面は形状の基準として使い、各社の構成、樹種や表面・芯の材料、納品状態を確認します。縦・横・厚みが同じだけで、性能も同じとは判断しません。
何を、どの方向で接着したものかを確認する
林野庁の説明では、集成材はひき板の繊維方向を平行にして接着し、合板は単板の繊維方向を交互にして積層します。[2] 材料名が示す構成は異なりますが、それだけで、提案する部材の接着、表面の品質、各特性までは決まりません。
断面と継ぎ部分、見える面と端部の条件、用途に応じた接着や使用環境の区分、必要な根拠を尋ねます。集成した提案が、非構造の部材か、要求を指定した構造用の製品かも分けます。この記事の内装用パネルの比較で、構造材の代替を承認することはできません。
- 1無垢材:使う部位、繊維方向、木取りを確認
- 2合板:表面・芯と、板面内で交差する単板の繊維方向を確認
- 3集成した提案:ひき板、継ぎ部分、接着を確認
2は単板を離した斜視図で、矢印は板面内の繊維方向の例です。1と3は材料の構成を示します。層の厚さと数は製品仕様ではなく、強度、使用環境の区分、互換性も示しません。
受け取りたい加工・仕上げ状態を指定する
図面に基準面、穴位置、許容差、見える面、必要な繊維方向、端部形状を記載します。切断だけか、削り・研磨、穴あけ、端部処理、塗装まで含むかを伝えます。加工前の素材と、仕上がった部品は別の納品物です。
合板の提案では、見える端部と表面をどう処理するかを尋ねます。無垢材や集成した部材では、部位の選び方や接合が見える面にどう出るかを確認します。含水率の要件と測定方法も仕様に残し、材料名だけで決まるとは扱いません。
同じ比較表に、提案の違いを残す
構成を変える提案は、指定を黙って置き換えず、代替案として示してもらいます。以下は問い合わせの項目例です。今回の用途で認める差は、設計担当や買い手が判断します。
| 比べる項目 | 指定・添付すること | 仕入先の回答 |
|---|---|---|
| 材料の構成 | 指定・添付すること断面、樹種・表面・芯、用途、見える面 | 仕入先の回答無垢・合板・集成の構成、接合、相違点 |
| 加工 | 指定・添付すること図面の版、基準面、穴、端部、許容差 | 仕入先の回答含む作業と、測定する状態 |
| 接着と仕上げ | 指定・添付すること使用環境、見える端部、仕上げの基準 | 仕入先の回答提案する材料・作業範囲、不足する根拠 |
| 納品範囲 | 指定・添付すること数量、梱包、受入地点、必要な記録 | 仕入先の回答完成寸法、含む仕事、対象外 |
安い提案を選ぶ前に、構成の差を判断する
構成を変える場合は、外観、寸法、取付け、使用上の条件のうち、どれを見本で確認するかを尋ねます。見本と図面の版を識別して判断を残し、認めた構成を注文へ引き継ぎます。単価が下がっても、材料変更の確認は終わりません。
図面や見本、用途、仕向地、見える面の条件、まだ決まっていない仕事を送って相談できます。必要なのが完成した机や椅子なら、家具の依頼範囲と、製品としての評価へ進みます。
仕入先への質問例
確認文面を開く
部材・用途・仕向地: 図面の版、単位、外寸: 構成、樹種・表面・芯、認める代替案: 見える面、繊維方向、接合、端部の条件: 加工、基準面、穴位置、許容差、測定する状態: 接着・使用環境の要件と必要な根拠: 仕上げの基準と、含める表面・端部の作業: 素材と完成部品を分け、対象外、代替する部分、必要な見本評価を示してください。 数量・梱包・受入地点:
出典
- FFPRI — Forest resources Q20
2010年の公開説明で、無垢材と木質材料の構成の違いを参照。現在の価格、寸法安定性の保証、設計強度には用いません。
- Forestry Agency — 2020 White Paper: wood industries
繊維を平行に集成接着したひき板と、単板を交互に積層した合板の区別を参照。過去の統計や一般的な性能説明を受入基準には使いません。