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デジタル印刷とオフセットは、同じ仕事の見積になっているか

方式を選ぶ前に、完成する印刷物、版ごとの数量、含む仕事をそろえます。安い一部単価でも、紙、校正、後加工の範囲が違う提案かもしれません。

目次

  1. 完成する印刷物を、二つの見積でそろえる
  2. その金額は、どの方式で作る提案か
  3. 後加工と納品まで、同じ項目で比べる
  4. 改版と増刷の条件も、判断に残す
  5. 仕入先への質問例

完成する印刷物を、二つの見積でそろえる

たとえば、多言語の製品冊子で二つの見積を比べるとします。一方は一言語だけ、代替紙を使い、用紙のまま納品。もう一方は複数の版、指定紙、製本を含む。安い一部単価を見つけても、まだ同じ依頼の比較にはなっていません。

仕上がり寸法、ページ数、片面・両面、データの版と版ごとの部数を伝えます。紙は参照できる仕様で示し、折りや製本などの後加工も添えます。納品先と時期もそろえ、代替案を歓迎する場合は、依頼した条件と並べて示してもらいます。

今回必要な数量と、後で増刷する可能性も分けます。最初に多く刷ると一部単価が下がる提案でも、後の改版で在庫が使えなくなることがあります。二つの発注案として見積を依頼し、共通の損益分岐部数だけで方式を選ばないようにします。

その金額は、どの方式で作る提案か

東海電子印刷の案内では、オフセットの製版・刷版を含む工程と、データから出力するオンデマンドの工程が分けられています。[1] 見積に含む準備とデータ処理、改版時に変わる仕事を伺います。工程の違いは費用を尋ねる手がかりで、今回の価格を計算できる情報ではありません。

「デジタル」という呼び名だけでは、機械や印字方式までは特定できません。グラフィックのFAQにはトナー・インクジェットの方式や、注文区分と実際の製造方式に関する条件が示されています。[2] 選んだ紙と商品で実際に提案する方式を聞き、認める代替や承認が必要な変更を発注へ残します。

同じ仕事から、提案する印刷工程をたどる
同じ仕事から、提案する印刷工程をたどる123
  1. 1依頼の基準:データ、指定紙、版ごとの数量をそろえる
  2. 2提案する工程:準備、実際の印刷方式、代替案を特定する
  3. 3完成する品物:校正の基準、後加工、納品数量を比べる

図は発注比較の概念図です。方式ごとの共通の価格順、色の一致、どちらの方式でも製造できることを示すものではありません。

後加工と納品まで、同じ項目で比べる

各候補へ同じ項目で回答を求めます。一般的な小部数向けという説明だけで、指定した紙、色、後加工の対応まで確定したとは扱いません。

紙や方式を変える提案なら、その仕上がりを何で確認できるかを伺います。文字や画像の内容確認と、現物の色・仕上げの評価は、答える問いが異なります。採用した基準を発注へ引き継ぎ、色校正の比較が必要なら関連記事へ進みます。認める仕上がりは、今回のデザインと用途に合わせて決めます。

方式と一緒に、仕事全体を比べる
比較すること依頼の基準をそろえる供給側が示すこと
版と数量依頼の基準をそろえるデータの版、言語・柄、版ごとの完成数量供給側が示すこと初回と増刷案、数量の相違
紙と色依頼の基準をそろえる紙の参照先、必要な坪量・紙厚、面と色の条件供給側が示すこと実際の紙、色・印字方式、代替案
校正と受入依頼の基準をそろえる基準見本、承認したいこと、必要な時期供給側が示すこと校正方式、再現する範囲、残る評価
後加工と納品依頼の基準をそろえる折り・製本などの仕事、梱包、納品地点供給側が示すこと含む工程、完成する状態、対象外
金額と改版依頼の基準をそろえる発注案と、予定するデータ変更供給側が示すこと準備・印刷・後加工の費用、再見積になる変更

改版と増刷の条件も、判断に残す

改版して増刷する場合は、採用した仕事と新しいデータの版を特定し、文字、画像、言語の比率、数量、紙、後加工のどこが変わるかを伝えます。再使用できるもの、準備や校正が必要なものを回答してもらいます。同じデータでも、機械や紙が変われば以前の見本を再現できるとは限りません。

文字や画像を一部ずつ変える仕事なら、変える項目、版数、確認する担当を見積時に伝えます。東海電子印刷の案内でも、可変印刷はデータを使う別の仕事として説明されています。[1] データ形式と照合方法を印刷会社と合わせ、デジタル方式という指定だけでデータ準備や検証まで含むとは考えないようにします。

調達の相談では、印刷したい品物、仕向地、データの準備状況、比べたいことをお知らせください。部数だけから方式を選ぶより、今回の依頼を満たし、相違点と総額の範囲が見える提案を比べます。

仕入先への質問例

確認文面を開く
印刷する品物、用途、仕向地:
仕上がり寸法、ページ数、面、後加工:
データの版、言語・柄の数、版ごとの数量:
指定紙、色の要件、認める代替案:
初回と、増刷する場合の部数:
実際の印刷方式と、含む準備・データ処理を示してください。
校正方式、確認できる範囲、承認する時期:
後加工、梱包、納品地点、対象外:
準備・印刷・後加工の費用を分け、再見積になる変更を示してください。
可変データがある場合の項目、形式、確認する担当:
質問例を保存 ↓

出典

  1. Tokai Denshi Printing — On-demand printing guide

    PDF1〜2ページの工程、可変印刷、個社仕様を参照。準備とデータ条件の違いに使用。用紙範囲、設備の限界、価格、最低数量を共通基準にしません。

  2. Graphic — Offset and on-demand printing FAQ

    FAQ本文の方式、紙と仕上がり、実際の製造方式の条件を参照。個社の品質評価を一律の合否基準へ置き換えません。

品物、仕向地、まだ決まっていないことをお知らせください。見本や、途中の仕様書から相談できます。

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