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アルミ材は合金番号が同じなら置き換えられるか
「6061」という見積だけでは、質別、板や押出材といった形状、保証する規格が分かりません。部品に必要な性質と、納入される材料の状態をそろえて代替案を比べます。
「6061」の後に、何が足りないかを見る
指定した板材の図面に対し、安い候補が「6061アルミ」とだけ回答された場面を考えます。板なのか押出棒なのか、どの質別か、何の規格を証明するのかは、その名称だけでは分かりません。
Aluminum Extruders Councilは、押出材について合金と質別を分け、両方を記した表示を説明しています。[1] 合金番号は材料を特定する入口で、置換を承認するための条件すべてではありません。
- 1合金の識別と、適用する規格
- 2質別と、供給される形状
- 3寸法、必要な性質、そのロットの根拠
材料の比較項目を示した図です。板と押出材を置き換えられることや、設計用の特性値を示すものではありません。
質別と供給形状を、省かずに残す
合金番号だけを写さず、質別を含む必要な表示を記録します。質別は処理に関係する材料の状態を示すもので、合金の別ブランド名ではありません。[1]
UACJの押出材ページでも、合金、質別、特性を分けて示しています。[2] 特定に必要な項目を知る参考にはなりますが、その表の数値を板材や別の厚み、別の供給規格の合格値には使いません。今回適用する要件と、候補材の根拠を取り寄せます。
使う部品に沿って、相違点を並べる
今回の板材の例なら、図面の版、予定する加工、必要な完成状態を、材料指定と一緒に残します。仕入先には「同等」とだけ答えてもらわず、候補がどこで違うかを記載してもらいます。
| 比べる項目 | 依頼する条件 | 候補の回答 |
|---|---|---|
| 材料の識別 | 依頼する条件合金・質別の全文、規格と版 | 候補の回答正確な表示、相違点の一覧 |
| 供給形状 | 依頼する条件板、棒、押出材などの指定 | 候補の回答実際に供給する製造形状 |
| 寸法と状態 | 依頼する条件厚み・断面、公差、仕上げ、納入状態 | 候補の回答適用する寸法要件と加工範囲 |
| 必要な性質 | 依頼する条件用途に必要な特性と試験の基準 | 候補の回答該当する形状・寸法・状態の根拠 |
| 追跡と証明 | 依頼する条件必要な証明書とロット識別 | 候補の回答記載内容と、納入材への対応 |
加工した後の状態も、確認の対象にする
切削、成形、溶接、熱処理などを予定するなら、完成品の要件をどの状態に適用するかを明らかにします。その加工後に確認が必要な性質や寸法上のリスクを、材料の供給者と設計の責任者へ戻します。
板から切削する部品であれば、納入時か加工後か、必要な状態での平面度と寸法の確認を相談し、除去量や後工程の未確定事項を残します。質別の末尾だけから、変形しない保証を読み取らないようにします。カタログの強度が高いだけでも、成形性や耐食性などを含む用途の要求に合うとは限りません。
代替案は、相違点を承認してから使う
注文前に証明書の形式を取り寄せます。記載がロットごとの測定結果なのか、適合の宣言なのか、カタログ情報なのか、納入材とどう対応するのかを確認します。根拠としての意味が異なるため、必要な内容を先に合意します。
海外の材料記号を提案された場合は、適用規格と、必要な組成・状態・特性の要件を設計の責任者に確認してもらいます。合金名の対照表だけですべての製品要件は決まりません。認めた相違点、判断した担当、図面と材料指定の版を残し、確認が終わるまでは検討中の代替案と記します。
仕入先への質問例
確認文面を開く
必要な素材・部品図面の版: 合金と質別の全文: 適用する規格と版: 供給形状、寸法、公差、納入状態: 予定する切削・成形・接合と、完成時の要件: 候補の正確な材料表示と、すべての相違点を記載してください。 特性の根拠、証明書の記載内容、納入ロットとの対応を教えてください。 カタログ情報と、ロットごとの根拠を区別してください。 仕向地・数量・希望時期: 代替案を承認する担当・未確定事項:
出典
- Aluminum Extruders Council — Alloys and tempers
押出材の合金と質別の区別を参照。国際規格の同等性や設計用の保証値には用いません。
- UACJ — High-strength aluminum extrusions
押出材の用途・合金・質別・特性表を確認。掲載値を別製品の受入基準として転用していません。