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樹脂試作の切削・積層造形・射出成形は何を確かめられるか

切削や造形の筐体が組み付いても、その試作品で確かめた形状の結果です。射出成形の量産へ進む前に、材料、製法、使用条件について残る問いを分けます。

目次

  1. 早く作る前に、確かめる問いを決める
  2. 材料の識別を、製法と一緒に残す
  3. 使える確認と、残る問いを並べる
  4. 筐体の細部に、方法の違いを対応させる
  5. 残った問いを、成形サンプルの受入へ渡す
  6. 仕入先への質問例

早く作る前に、確かめる問いを決める

射出成形で作る予定の制御機器の筐体を考えます。まずコネクタとの干渉、次にねじボスの働きや外観、その後に量産の安定性を見たい場合、それぞれ別の確認です。見栄えのよい一つの試作品が、すべての根拠になるわけではありません。

サンプルごとに、どの判断に使うかを記します。実物の相手部品との組付けと、条件を定めた材料・機能の評価を区別し、合格は試した個体と問いに対応させます。

三つの製法で、確認する問いを分ける
三つの製法で、確認する問いを分ける123
  1. 1切削材:素材と、削って作った形を特定する
  2. 2造形品:方式、材料、後処理を特定する
  3. 3成形品:樹脂、金型、成形条件を特定する

架空の筐体で選ぶ試作の方法です。必須の工程順や、製法間の特性の同等性を示すものではありません。

材料の識別を、製法と一緒に残す

Protolabsの材料比較案内は、切削用ABS、射出成形用の各グレード、SLAのABS-like材料を別に記載しています。[1] 「ABSに似た材料」という説明だけで、指定した成形グレードと同じ材料にはなりません。その会社の掲載区分を示した例で、すべての造形材料に優劣を付けるものではありません。

切削する筐体なら実際の素材と供給状態を、造形するなら正式な材料、方式、向き、予定する評価に関係する後処理を記録します。成形品では、樹脂メーカー・グレードと金型・工程の参照先を残します。

使える確認と、残る問いを並べる

次の表は、この筐体の試作を計画するためのものです。どの方法も万能とはせず、必要な根拠に合わせて仕入先と技術担当者で選びます。右列には、この試作品だけでは自動で引き継げない確認を残しています。

試作の目的と、引き継げる根拠の範囲
方法確認する問い残る確認
素材からの切削確認する問いこの形で相手部品と組めるか残る確認金型への充填、ゲート、分割・離型、成形材の働き
積層造形確認する問い指定した造形品で形・配置を評価できるか残る確認別の材料・製法、未評価の造形方向や仕上げの性質
試作型での成形確認する問いこの試作型と条件で、指定材がどう振る舞うか残る確認別の金型・キャビティ・条件範囲・生産回の結果
量産型のサンプル確認する問い特定した個体が合意した製品要件を満たすか残る確認一個の合格からの、長期の工程安定性

筐体の細部に、方法の違いを対応させる

コネクタの干渉は、相手側の型式と図面の版を記録して組付けを確認できます。ねじボスは、材料、作り方、ねじ、使う条件に対応する別の評価が必要です。試作品を作るためだけに変えた形状も残しておきます。

切削した筐体は、最終金型へ樹脂を充填して作ったものではありません。ゲート、型の分割、抜き勾配、離型など、成形で残る判断を聞きます。三優ライト工業のFAQでも、試作型、材料相談、切削品に関する説明があります。[2] 同社の型の数量条件や納期を、今回にも共通する基準にはしません。

残った問いを、成形サンプルの受入へ渡す

量産のサンプルを頼む前に、何が分かり、どの個体を使い、何が残ったかを記録します。予定する材料、金型、生産条件に対応する次の評価を定めます。このガイドで、公差、試料数、加速試験の換算を一律に決めることはしません。

成形後の受入記録は既存の初回サンプル記事、材料の代替案が出た場合はグレード変更の記事へ進みます。試作方法を選ぶ判断とは分けて扱います。図面、正確な材料、試作の目的、数量、仕向地を添えて相談します。

  • 射出成形の初回サンプルを受け入れる →

    寸法、機能、個体の識別を承認へつなぎます。

  • 樹脂グレードの変更を確認する →

    実際のグレードと条件を比べて変更を判断します。

仕入先への質問例

確認文面を開く
製品:射出成形を予定する制御機器の筐体
図面の版、相手部品:
確かめたいこと:干渉、ねじボス、外観、その他:
候補の試作方法と、正式な材料・グレード:
試作のためだけの形状変更と、関連する製造・後処理条件を示してください。
この試作品でできる確認と、予定する成形品に残る問いを分けてください。
次のサンプル・受入の仕事と、判断する担当をご提案ください。
数量・仕向地・希望時期:
質問例を保存 ↓

出典

  1. Protolabs — Material comparison guide

    ABS切削、成形用の各グレード、ABS-likeのSLA材料を分けた表を確認。数値や製法間の同等性は採用していません。

  2. Sanyu Raito — Moulding FAQ

    試作用金型、材料相談、切削品、見積情報の公開説明を確認。金型寿命・価格・納期を一般基準にしません。

品物、仕向地、まだ決まっていないことをお知らせください。見本や、途中の仕様書から相談できます。

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