MANUFACTURING / JAPAN SOURCING
情報機器の追加調達で、更新と保守をどう確かめるか
採用したハードとソフトの構成を特定し、いつまで注文できるか、どの版を保守するか、修理や供給が終わるときの対応を分けて伺います。
同じシリーズ名でも、稼働中の構成とは限らない
稼働を始めてしばらくたった産業用コンピュータを、もう一台追加する場面です。見積のシリーズ名は同じでも、記憶装置のオプションとOSのイメージが変わっています。この仮例では、前面の見た目だけで追加品とは判断できません。アプリ、ドライバ、接続、設定まで照合してから、同じ用途へ使えるかを考えます。
正式な注文型式、分かる範囲のハードの版、CPU、メモリ、記憶装置、拡張、電源、取付条件を残します。ファームウェア、該当するBIOS、OS、ドライバ、アプリの版と設定資料も特定します。シリーズ名や古い請求書だけでは、すべては分かりません。秘密の認証情報は問い合わせに含めません。
注文できる期間と、保守する期間を分けて聞く
コンテックのPT-S3000HXのページは、生産終了の表示と別に修理終了の情報を載せ、修理終了日は状況により変更される場合があるとしています。[1] この型式の例から、ページが残っていても新規注文できるとは限らないと分かります。在庫、今回の修理受付、別型式の状態までは示していません。
NIも、リリースと保守期間を定めるソフトの方針と、購入・サービスの提供を定めるハードの方針を分けています。[2] 今回適用する方針と、対象の製品・版を伺います。保証、修理、ソフト保守、セキュリティ更新は別の問いとして残します。本体の保証期間から、OSの更新期間が同じとは判断しません。
- 1本体:正式な注文型式と、ハードの構成を特定する
- 2採用版:ソフト、OS、ドライバ、アプリを特定する
- 3サービス:注文、更新、修理を別々に確認する
架空の産業用コンピュータ、版の記録、保守のカレンダーです。空欄の日付は期間の約束を示していません。線は情報の対応で、継続製造、ソフトの適合、修理受付を保証するものではありません。
長期保守という言葉を、担当と条件のある問いにする
次の記録では、納入した構成と、将来求めるサービスを分けます。日付か未確定か、適用する方針の版、費用、提供する担当を伺います。未回答を別製品の期間で埋めないようにします。
| 範囲 | 採用した構成に残すこと | 追加注文の前に伺うこと |
|---|---|---|
| ハードの供給 | 採用した構成に残すこと注文型式、版、実装したオプション | 追加注文の前に伺うこと注文できる状態、変更通知、最終注文の手続き |
| 基本ソフト | 採用した構成に残すこと採用版、必要な依存関係、ライセンスの参照先 | 追加注文の前に伺うこと対応する組合せ、更新の提供と制約 |
| アプリと設定 | 採用した構成に残すことアプリの版、導入資料、設定の参照先 | 追加注文の前に伺うこと再導入、復元、移管の権利と方法 |
| 修理と保証 | 採用した構成に残すこと個体の識別、条件、問い合わせ先 | 追加注文の前に伺うこと受付範囲、修理終了、交換の方針と費用 |
| 予備品と移行 | 採用した構成に残すこと必要な機能、許容できる停止 | 追加注文の前に伺うこと予備品の構成、保管中の確認、移行作業 |
| 変更の採用 | 採用した構成に残すこと元の試験記録、採用の担当 | 追加注文の前に伺うこと差、再検証の範囲、使用前の承認 |
版を変えるときは、復旧できる方法も確かめる
ファームウェア、ドライバ、OSのイメージを変える前に、既存のアプリと接続へどんな影響があるか、更新内容と既知の制約、評価する組合せを確認します。管理した試行、バックアップ、実際に対応する復旧方法を合意します。前の版へ戻せる、戻してよいとは決めつけません。
導入ファイル、設定、ライセンスを、合意した所有と情報管理の条件で使えるようにします。更新通知を見る担当、評価する担当、導入を決める担当、導入済みの版を残す担当を決めます。修正ファイルの入手と、正常な導入は別の結果です。運用と安全性の要件は、設備を管理する技術担当で扱います。
使い続ける案、予備品、後継機を別の範囲で比べる
NIは、同型の修理、予備品、確保在庫をライフサイクルのサービスとして説明しています。[2] 今回の供給者には、その製品でどのサービスを利用できるかを伺います。予備品の案なら、正式な構成、保管と使用可能な状態の確認、ライセンス、保守の担当を特定します。
後継型式の提案なら、新しい候補としてアプリ、ドライバ、接続、寸法、電源、使用条件を比べます。本体価格に加え、移行と受入の作業を見積に含めます。旧在庫の扱いと、認めた差も残します。
稼働中の構成、使いたい期間、将来の数量、仕向地、未確定の保守条件をHAMへお知らせください。供給者へ伺うことを整理し、機器とサービスの見積範囲を比較するお手伝いができます。供給や保守の期間は、実際の提案で確認します。仮例の記録は約束ではありません。
供給者へ渡す質問例
確認文面を開く
納入した注文型式、個体の識別、ハードの版: CPU、メモリ、記憶装置、拡張、取付の構成: ファームウェア・BIOS、OS、ドライバ、アプリの版: 必要な機能、採用した構成と試験記録: 将来の数量、使いたい期間、仕向地: 注文の受付状態、変更通知、最終注文の手続き: ソフトの保守範囲、更新の提供、方針の版: 保証、修理受付と終了、交換の条件と費用: 導入資料、ライセンス、バックアップ、復旧方法: 予備品の構成、保管と使用前の確認、保守の担当: 後継機の差、移行、受入試験の範囲: 通知、変更、導入、導入済み記録の担当: 今回の構成で確定した条件、前提、未確定の日付を分けて明記してください。
出典
- CONTEC — PT-S3000HX product status and ordering information
生産終了の表示、別記の修理終了情報と変更される場合の注記、構成別の注文情報を確認。供給・修理の受付・見積は未確認。日付を他製品へ一般化しません。
- NI — Product life cycle services
ハードとソフトの方針、同型修理、予備品、確保在庫のサービス説明を確認。伺う範囲の例で、全供給者の提供や今回の受託を確認したものではありません。