MANUFACTURING / JAPAN SOURCING
専用機の能力は、毎分の処理数だけで比べられるか
最大のサイクル速度と、決めた試験での良品数は別の問いです。ワーク、時間の区切り、停止、品質の数え方を決めて、設備の能力を比べます。
表示された能力は、何を数えた値か聞く
小さな部品を組み立てる専用機の提案に「最大毎分60個」とありました。シフト時間を掛ける前に、サイクル数、処理した個数、合格品のどれか、ワークと供給の条件は何かを聞きます。
Vorneの生産カウンターの説明も、総数・良品・不合格、運転・停止時間、理想サイクルを区別しています。[1] 依頼を考える区分で、受入契約の定義ではありません。数える出口と、手直しや再処理した品物を含むかを合意します。
- 1ワーク:識別、種類、投入時の状態、供給
- 2時間:開始・終了と、含める停止や段取
- 3出口:総処理数、初回の良品、不合格
部品、時間の区分、出口の箱は模式図です。区分の長さや描いた個数は試験データでも能力の保証でもありません。
割る時間を、隠さずに残す
架空の20分間の観察で、運転16分、停止4分、総処理960個、初回検査の良品900個、不合格60個とします。運転中1分当たりの総数は960÷16=60個、観察全体1分当たりの初回良品は900÷20=45個です。
どちらもこの例の値ですが、一方を黙って他方へ置き換えられません。段取、補充、短い停止、故障、品種切替を時間に含めるか、記録の方法、開始・終了時点の仕掛品の扱いを決めます。共通の試験時間、合格率、稼働率の目標は示していません。
| 記録 | 例の値 | 意味 |
|---|---|---|
| 観察時間 | 例の値20分 | 意味開始・終了を決め、この例では停止を含む |
| 運転・停止 | 例の値16分・4分 | 意味違う状態として記録 |
| 総処理数 | 例の値960個 | 意味合意した出口で数える |
| 初回良品・不合格 | 例の値900個・60個 | 意味手直し品を初回良品へ含めない |
| 運転1分当たりの総数 | 例の値60個 / 分 | 意味960÷16 |
| 観察1分当たりの初回良品 | 例の値45個 / 分 | 意味900÷20 |
実際のワークと、必要な人・設備を条件に入れる
代表的な図面・ワーク、品種構成、投入品の差、供給の形、品質基準、作業者がする仕事を渡します。ユーティリティ、前工程の供給、後工程への搬出で制約になる条件も特定します。提案する能力の根拠になる条件と、仮定が残る部分を聞きます。
JUKIの受託事業案内も、選べる製造段階と生産ラインの構築を分けて説明しています。[2] 今回も単体の装置、供給・検査を含むセル、もっと広いラインのどれかを明示します。一工程の速いサイクルだけでは、他の制約があるライン全体の出力は決まりません。
注文前に、繰り返せる能力試験を決める
ワークと個数、機械・ソフトウェアの構成、人員、補充、試験時間、数え方、停止の区分、品質検査を定義します。合格基準、相違点や再試験を認める担当を残します。元の個数・時間記録と検査結果を、試験報告に添えます。
工場と設置先の条件が違うなら、それぞれで何を実証し、接続後に何が残るかを決めます。英語の包装機FAT・SAT記事では、その用途で出荷前と設置後を分けています。本稿は能力の問いを定義するもので、全ての機械へ一つの受入手順を指示しません。
仕入先への質問例
確認文面を開く
製品・工程:部品を組み立てる専用機 ワーク・図面の版、品種、投入状態、供給: 単体・セル・ラインの範囲、ユーティリティ、人員、接続設備: 能力の表示はサイクル、総数、初回良品のどれですか。 数える出口、手直し・仕掛品の扱い: 開始・終了、試験時間、含める段取・停止・品種切替: 品質基準、検査、合格・不合格の数: 能力の条件、仮定、残る試験を明示してください。 基準、元の記録、判断担当、再試験・相違点の扱い: 工場・設置先の実証範囲、仕向地、希望時期:
出典
- Vorne — Production counters
総数・良品・不合格、運転・停止、理想サイクルの区分を確認。20分の例は架空で、OEE規格や契約目標ではありません。
- JUKI — Contract business
選択できる製造段階と自動化設備・ライン構築の説明を確認。架空の専用機の能力や受注可否は未確認。