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化粧品OEMで処方と容器を別々に承認してよいか

試作用の容器で使い心地を確認しても、販売するポンプ容器まで承認したことにはなりません。処方、容器の各部品、充填条件を一つの組合せとして、次の評価へ引き継ぎます。

目次

  1. 試作品で、何を確認できたかを残す
  2. 容器は、ボトルだけで特定しない
  3. 別々の承認を、組合せの表に戻す
  4. 中身、容器との相性、使用を分けて見る
  5. 量産へ、承認した組合せを引き継ぐ
  6. 仕入先への質問例

試作品で、何を確認できたかを残す

ローションの香りや使い心地に納得し、その後で販売用のポンプ容器を選ぶ場面を考えます。試作品では中身について確認できていますが、その容器とポンプで充填・保存・使用した状態までは分かりません。

東洋新薬は、内容物と容器の相性の試験や、製造委託先を変えるときの充填可否の確認を説明しています。[1] 処方見本の承認は開発記録の一つとして残し、販売容器との組合せの評価へ進めます。

承認する組合せを、特定して残す
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  1. 1処方:承認した版と試作ロットを特定する
  2. 2容器:ボトル、栓、ポンプ、接触する部品をそろえる
  3. 3充填品:設備、設定、評価計画を記録する

開発記録の考え方を示した図で、検証済みの試験手順ではありません。部品が変われば、組合せへの影響を確認します。

容器は、ボトルだけで特定しない

ボトルに加え、栓、必要に応じたパッキン、ポンプ、吸上げ管など、内容物に接する部品と材質を記録します。試作と量産で供給される部品の版も確認します。見た目が似ていても、同じ構成とは限りません。

支給容器の場合も、実物の部品を早めにOEMメーカーへ渡します。充填・締栓設備で扱えるか、充填量をどう決めるか、加飾やロット印字の試作が必要かを聞きます。空容器の部品が組み合うことだけでは、充填の可否は決まりません。

別々の承認を、組合せの表に戻す

次の表は、記録の構成例です。「未評価」は、担当者が判断するまで未評価のまま残します。処方の承認と容器図面がそろっていても、その組合せが評価済みとは限りません。

変更したとき、何が残っているかを見る
組合せすでにある根拠残る判断
処方A+試作用の容器すでにある根拠合意した項目で中身を確認残る判断販売用の容器での評価
処方A+ボトルB+ポンプCすでにある根拠部品の参照先と充填案残る判断相性、吐出、保存の評価
処方A+ボトルB+ポンプDすでにある根拠前の試験はポンプCを使用残る判断変更の影響と、再試験する範囲
処方A+同じ容器+別の設備すでにある根拠以前の設備での充填記録残る判断充填・締栓の可否と試作範囲

中身、容器との相性、使用を分けて見る

ベイコスメティックスの品質管理案内でも、pH・粘度・官能などのバルク検査、処方と容器の適合性、輸送試験、出荷判定を分けています。[2] 評価対象の違いを示す例で、すべての化粧品にそのまま当てはまる試験一覧ではありません。

このローションとポンプであれば、中身や接触部品の変化、漏れ、栓の状態、使い始めの吐出、1回の吐出量、使い終わりまで出せるかなど、何を見るかを決めます。方法、条件、試料数、確認時点、合格条件は製品に合うものを試験機関・OEMメーカーと選びます。「3か月なら3年」といった一律の換算で置き換えないようにします。

量産へ、承認した組合せを引き継ぐ

発注前に、処方と容器の版、組合せを認めた根拠、量産時に残る見本確認、完成品の出荷を判断する担当をそろえます。原料、容器部品、加飾、仕入先、充填条件の何が変わると、使用前の再確認が必要かも決めます。

仕向地、予定する表示や訴求、確認中の製品区分は、最初の相談から伝えます。容器との相性の根拠だけで、安全性、販売手続、使える表現が決まるわけではありません。各担当が必要な仕事と根拠を分け、OEMという名称だけで対応範囲を判断しないようにします。

仕入先への質問例

確認文面を開く
商品:ポンプ容器入りのローション
仕向地・予定する表示や訴求・確認中の製品区分:
処方の版と承認した見本:
ボトル・栓・ポンプ・吸上げ管・接触材の参照先:
予定する設備での充填・締栓と、試作用部品の確認をお願いします。
中身だけの根拠、充填品の根拠、未確認の事項を分けてください。
評価条件、合格条件、判断する担当、変更時の再確認範囲をご提案ください。
数量・希望時期:
質問例を保存 ↓

出典

  1. Toyo Shinyaku — Cosmetic container selection

    内容物と容器の相性、委託先変更時の充填可否に関するメーカー解説。容器の一般的な推奨を万能な選定基準にはしません。

  2. Bay Cosmetics — Quality control

    同社が説明する処方・容器適合性、バルク検査、輸送試験、出荷判定の区分を確認。認証の独立確認は未実施。

品物、仕向地、まだ決まっていないことをお知らせください。見本や、途中の仕様書から相談できます。

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