MANUFACTURING / JAPAN SOURCING
飲料OEMで、処方と容器・充填条件をどう決めるか
試作で味に納得しても、新しい容器の完成品まで確認できたわけではありません。印刷済みの容器を発注する前に、処方、容器、保存・流通の条件を一緒に相談します。
飲料と、完成品に求める条件を伝える
非炭酸の茶飲料の味を試作で確認し、ガラス瓶とスパウト付きパウチを比較する場面を考えます。味の確認は役立ちますが、その二つの容器で、予定どおり製造・流通できるとは、まだ決まっていません。
処方の版や開発依頼、原料・飲料の特性、充填する量、容器・口部の参照先、仕向地、予定する保存・流通を伝えます。技術担当が追加で必要とする情報も残します。見た目だけで容器を先に買い、残りを工場へ任せる形にしないことが大切です。
- 1飲料:処方の版と、飲料の特性
- 2容器:本体、口部、内容物に接する構成
- 3工場:提案工程と、評価サンプル
試作液、容器、試験記録は依頼対象の模式図です。殺菌方式、温度、検証済みの工程、賞味期限は示しません。
実際のラインで、候補の容器を確認する
トンボ飲料は容器と充填の選択肢を説明し、ジャパンフーズはラインごとに容器、容量、飲料品種を示しています。[1][3] 実際の組合せを聞く理由であり、全処方が掲載された全容器で製造できる証拠ではありません。
候補の容器の寸法、材質・接触部の構成、口部、公称容量、予定する充填量を渡します。提案するライン・工程、評価に必要な部品、支給容器や特別な印刷・加工に別の試験が要るかを聞きます。別容器の案は、別の提案として残します。
処方、容器、工程を、組合せで比較する
茶飲料の例で、小さな比較記録を作ります。味が好まれ、容器の在庫があり、生産枠が空いていても、完成品の組合せは未評価ということがあります。
| 提案 | この段階で分かること | 残る評価 |
|---|---|---|
| 処方Aの試作液 | この段階で分かること処方Aの味を確認した | 残る評価予定する容器での製造と保存 |
| 処方A+瓶B+口部C | この段階で分かること容器の参照先と、提案する工程 | 残る評価ラインでの可否と、完成品の評価 |
| 処方A+パウチD+口部E | この段階で分かること容器と接触部の構成が変わる | 残る評価処方・工程・容器の変更と試験の要否 |
| 処方Fへ変更+選んだ容器 | この段階で分かること以前の根拠は処方Aのもの | 残る評価変更の影響と、繰り返す評価 |
完成品の根拠になるサンプルを聞く
トンボ飲料の開発フローも、試作、工場での試験生産、そのサンプルを使う保存試験を分けています。[2] 処方・容器・工程を代表するサンプルと、期限や生産承認の前に必要な評価を聞きます。掲載日程は例で、納期の約束ではありません。
安全、品質、容器、保存の評価は、食品・製品の担当専門家と決めます。条件、サンプルの識別、方法、基準を明らかにします。試飲の結果だけで常温の賞味期限を推定したり、未特定の飲料と容器へ共通の加熱条件を指示したりしません。
採用した組合せを、注文の参照先にする
量産用の容器を買う前に、部品の参照先、仕入先・ラインでの可否、試験範囲、デザイン・表示の担当、未解決の判断を確認します。型、容器部品、工場試作、評価、充填、梱包、納品の範囲を見積で分けます。
採用した処方・容器・工程を一緒に残し、見直す変更と製品を承認する担当を決めます。仕向地の表示や販売要件は別に確認します。試作品、OEMというサービス名、容器カタログだけでは、その確認は終わりません。
仕入先への質問例
確認文面を開く
製品:開発中の非炭酸の茶飲料 処方の版・開発依頼、原料・飲料の特性: 仕向地、保存・流通の予定: 容器、口部、接触部の構成、寸法、充填量: 提案するライン・工程と、容器の可否で残る確認を示してください。 評価に必要な実際の部品と、工場のサンプルは何ですか。 処方、容器、工場試作、評価、充填、納品の範囲を分けてください。 評価の方法・基準を決める担当と、完成品を承認する担当: 量産用の容器を買う前に、見直しが必要な変更: 数量、希望時期:
出典
- Tombow Beverage — Production line
容器と充填ラインの説明を確認。全処方と全容器の適合を示すものではなく、同社の能力・数量・日数を一般化しません。
- Tombow Beverage — Product development flow
試作、工場試作、そのサンプルを使う保存試験を区別。日程は例示されており、共通の日数や賞味期限を採用しません。
- Japan Foods — Production lines
容器、容量、飲料品種をライン別に表示する表を確認。速度・能力を今回の供給能力や標準値にはしません。